iTunes Storeの曲の値段が気になる方は、iTunesの音楽一曲あたりの値段はいくらか?他と比べて高い?安い? をご覧ください。

 


 

音楽はもはや無料と同義になりました。ダウンロード違法化が施行されても、実際のところYouTubeやニコニコ動画には日々新曲から旧曲まで、曲単品もあればMADで使われていたりもして避けようとしても避けられないほどに曲が氾濫しています。

ましてやAKB48宇多田ヒカルLady GagaMichelle Branchなど進んでPVや楽曲をアーティスト自身が無償提供する例も増えてきています。

そんな中iTunesは大ヒット。1曲ごとの価格は他社ダウンロードサイトと比較して決して安いわけじゃないのに、なぜ飛ぶように売れるのでしょう。このヒントが今読んでいる「スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション」の第8章に書かれていました。iTunesを発表した時のジョブズの言葉。かいつまんで要約するとこうです。

ネットからのダウンロードは品揃えが豊富だし、いくらでもCDに焼くことができ、いくらでもプレイヤーに保存ができ、しかもタダだ。問題なのは、ダウンロードが不安定、音質が悪い、視聴ができない、ジャケットがない、そして盗みであることだ。これらを解決しお金の払う価値のある、音楽ダウンロードのあるべき姿がiTunesだ。

1曲99セントというのはスターバックスのラテ1杯3ドルで3曲も買えるということだ。例えばネットである曲を探す。1つでなく50も60も見つかる。そこから問題のないファイルを選ぶことはまずできない。じりじりとしかダウンロードできなかったり止まったりする。他のファイルも試すが同じことが何度も起き、ようやくダウンロードに成功すると曲が途切れていたり、音飛びや音質が悪かったりする。

こうして何度も何度もトライして15分に1曲、1時間で4曲程度しか手にできない。アップルで買ったら4ドル、つまりあなたは最低賃金以下の時給4ドルで働いてしまったことになる。しかもその仕事は盗みなんだ。

なるほど、これは確かにその通り。無料視聴やダウンロードをあえて蹴って有料を選ぶ価値がありそうに思えます。つまり価格としてさほど変わらない日本のダウンロードサービスも当然ヒットするはずですね。

比較してみた

大ヒットしているアニメ「夏目友人帳」新シリーズのEDテーマ、中孝介「君ノカケラ」が欲しくなりiTunesを検索するもないので、moraで購入してみました。iTunesでも他の曲を購入し、両者を比較してみます。

moraの場合

  1. x-アプリを起動する
  2. 「mora音楽ダウンロード」を選択する
  3. 曲を検索する
  4. 曲の詳細ページにたどり着く
  5. 視聴する
  6. 曲を買い物カゴに入れる
  7. カート画面で「レジに進む」をクリック
  8. サインイン(メールアドレスとパスワード入力)
  9. 決済確認画面で決済方法を選択し、「購入する」ボタンをクリック
  10. ダウンロード画面になるので、「ダウンロード開始」をクリック
  11. 購入完了
  12. ウォークマン等を接続
  13. 転送したい曲をサイドバー(今回の場合「購入した曲」)から選択する
  14. 転送ボタンをクリック
  15. 転送完了

転送条件

iTunesの場合

  1. iTunesを起動する
  2. 「iTunes Store」を選択する
  3. 曲を検索する
  4. 曲の詳細ページにたどり着く
  5. 視聴する
  6. 「購入する」をクリック
  7. パスワードを入力
  8. 購入完了
  9. iPodまたはiPhoneを接続
  10. 転送完了

転送条件

結論

moraもx-アプリで検索→視聴→購入までシームレスになったのでだいぶiTunesのフローに近づきましたが、それでもまだ購入部分や曲転送で引っかかりを感じます。iTunesではiPodを買ってきてiTunesをインストールしアカウント設定だけすれば、あとは「曲検索→つなぐ」だけで持ち歩けるという驚異のシンプルさです。

注目すべきは、曲購入の手間>ネット公開された曲検索の手間となった時に人はYouTubeなどで積極的に無料(違法)アップロード曲を探すだろうということ。

違法アップロードを厳密に取り締まればいいように思えますが、実際取り締まれないのです。無数に乱立する海外の動画共有サービスにアップされる動画を管理することは、コストが曲の金銭価値を上回ってしまい現実的でないし、イヌが映っている動画を探している人がBGMに違法アップされた曲の入った動画を見たからといって逮捕するのも乱暴すぎます。

力を入れるべきはいかに手に入れにくくするかではなく、いかに手にいれやすくするかなのでしょう。時間の面でも質の面でも無料ダウンロードを上回る体験を本気で追求すれば、顧客は自然と購入してくれるというのがAppleのスタンスのように思えます。

そしてそれは実際に成果をもたらしています。

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