Macbook Airを購入し、Boot Camp上でWindows7も導入しました。しかしOS X Lionを導入して以来、WindowsとMacのスクロールが逆転し混乱しています。ということで、Boot Camp上のWindows7でLionの操作感を実現すべくトライしてみました。
ホイール操作を逆転する
- windows7 スクロールを逆方向にする (Lion風) を参考にAutoHotKeyをインストールとスタートアップ登録
- スクロール量が多くガクガク動くので、「コントロールパネル」→「マウス」→「ホイール」タブの垂直スクロールおよび水平スクロールの数値を1か2にする
より滑らかな操作感を目指す
スクロールは逆になりましたが、一般的なマウスのジョグホイールだと「ホイールは動きが”回転”なので、iOSらしい”画面を指でスライドする”という感覚と違う」「スクロールするのにホイールを大量に回さねばならない」といった不満がでてきます。これの解消に以下をトライしました。
- Magic Mouseを購入(既に持っている人は流用可)
- Windows7で「Bluetooth デバイスの追加」を選択
- Magic Mouseの電源を入れWindows7に検出させ登録する
ここでポイントなのが先にMac OS XにMagic Mouseを登録しないことです。先に登録してしまうと、デバイスの追加の際に「デバイスに接続しています」となったきり先に進まなくなります。この症状になった方はMacとBootCamp上Win7でBluetoothデバイスを併用&キー割り当て変更方法を参考に対処してください。
横スクロールも反転
だいぶLionに近づきましたが、「縦スクロールは反転したが左右だけ元のまま」という不満が残ります。これも解消してみましょう。
- タスクバーのAutoHotKeyを右クリックし、Edit This Scriptを選択
- スクリプトを下記のように編集
WheelUp:: Send {WheelDown} Return WheelDown:: Send {WheelUp} Return /* ここから追加 */ WheelLeft:: Send {WheelRight} Return WheelRight:: Send {WheelLeft} Return /* ここまで追加 */
- スクリプトを上書き保存し、ふたたびタスクバーのAutoHotKeyを右クリック、Reload This Scriptを選択
これで横スクロールも反転したはずです。ブラウザを小さくし横スクロールバーを出して試してみてください。
残念ながら「指ではじいて一気にスクロール、徐々に減速する」といったMac OSらしい動きまでは再現できていませんが、これでWindows,Mac両OSを行ったり来たり使用している人でも操作違いのストレスを軽減できるのではないでしょうか。
ブラウザのスクロールをLionとほぼ同じに ※2012/1/26追記
さて、これまでの改良でも「まだLionっぽさに欠ける…」と納得いかない点が1つだけありました。慣性スクロールです。ピッと指で弾くとサァーッとページがスライドし、少しずつ減速していくアレです。これはさすがに無理かな、と諦めかけていたらなんとブラウザではできるんです。
Firefoxに限られますが、上記のアドオンを入れると慣性スクロールを3つのパターンから選ぶだけで利用できます(ちなみに僕は緑の設定を利用)。しかもiOSのような「ページ端での跳ね返り」まで再現、完璧です。
いまやPCを使う時間の多くはブラウジングと言っても過言ではないでしょう。このアドオンとMagic Mouseの組み合わせによるiOSライクなスクロールに慣れると、もう戻れません。
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