先日フェイスブックのアクティブユーザ数が6億人を突破したニュースが報じられました。
Facebook、ついにアクティブ会員で6億人突破。日本も200万人超え – In the looop:ITmediaオルタナティブ・ブログ
そこで現時点で
- フェイスブックのアクティブユーザ数が多い国はどこか
- それらの国々での普及率はどれくらいか
- 諸外国と比べての日本はどうか
といった点が一目でわかるインフォグラフィックを作ってみました。
▼クリックすれば若干大きくなります
いかがでしたでしょうか。
さて、ここから読み取れるのは「日本が50番目」「日本は200万人のアクティブユーザ」「日本の普及率は1.6%」だけではありません。
6億人到達の報をうけ、なんとなく各国のアクティブユーザ数を調べていた僕は突然寒気がしました。そしてこのインフォグラフィックをつくることにしました。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、日本は人口が1億人以上と諸外国と比べかなり多いにも関わらず、200万人(1.6%)しか使用していません。
イギリス、トルコ、フィリピン、フランス、メキシコ、イタリア、カナダ、ドイツ、アルゼンチン、スペイン、コロンビア、台湾、マレーシア、オーストラリア、タイ、ベネズエラ、チリ、ポーランド、エジプト、ペルー、スウェーデン、韓国、ベルギー、香港、オランダ、南アフリカ、ポルトガル、イスラエル、サウジアラビア、ギリシャ、チェコ共和国、モロッコ、ハンガリー、ルーマニア、デンマーク、セルビア、ノルウェー、スイス、エクアドル、オーストリア、シンガポール、チュニジアの42カ国。これらは日本より人口が少なく、かつ日本よりフェイスブック利用者数が多い国々です。利用率ではありません。
その中で、イギリス、トルコ、フィリピン、フランス、メキシコ、イタリア、カナダ、ドイツ、アルゼンチン、スペイン、コロンビア、台湾、マレーシア、オーストラリ ア、ベネズエラ、チリ、スウェーデン、ベルギー、香港、オランダ、ポルトガル、イスラエル、ギリシャ、チェコ共和国、ハンガリー、デンマーク、セルビア、ノルウェー、スイス、オーストリア、シンガ ポール、チュニジアの32カ国。これだけ多くの国々で国民の約20%?50%がフェイスブックを利用しています。
たったひとつのソーシャルネットワークに、これだけ多くの人が参加している事実。彼らは隣人から隣国の人まで縦横無尽に交流していることでしょう。
その中で日本の普及率1.6%。
みなさんもなにか思うところがあるはずです。
コメント
コメント一覧 (6件)
英語が話せないひとが多いからでしょうか。。。
フェイスブックは海外のひととつながるので。
フェイスブックは日本語でもOkなんですが。
韓国とか、海外志向が日本よりも強いのでもっと普及していますね。
「海外の人達はひとつのSNSで繋がっている」というのが主張なら、それはちょっと結論を急ぎ過ぎでは?韓国の人達はFacebookなんて知らないことが多いよ。スペインでもmixiのような独自のSNSがあるし。
外国人の友人でもいなければfacebookを使う意味ってあんまり無いと思う。そもそもつながる人がいないってことだし。また、例えばフランス人がスペイン人とリアルでの接触なしにfacebookでコンタクト取ることはない。
>fijiansmileさん
きっと一元的な理由ではないのでしょうけど、
英語が話せない人が多いのも理由のひとつでしょうね。
ただフェイスブック普及が遅れている理由の最上位が「英語が話せない」ではないと考えています。
>匿名さん
情報ありがとうございます。
僕の主張は「日本以外がひとつのSNSで繋がっている」というよりは、「実名ネットワークを介したつながりが日本はこんなに遅れている」という点です。
Facebookに関する主張の詳細は過去記事 http://www.solight.jp/blog/web-consider/about-facebook をご覧いただければと思いますが、Facebookは会ったこともない海外の不特定多数の人々と絡むことが本質ではなく、実は「リアルで接触した人だけ」と交流するためのサービスであることが重要なポイントだと思うのです。
Facebookで海外の友人が増えることが「流行っている」ことを指すのだとすれば、日本でFacebookが流行らないのは英語ができないからではなく、他国と陸続きでないから、という理由のほうが大きいです。直接会えないですからね。
1つ目の理由は、余り発展していない国などは、MixiなどのFacebookに代わるものがあるからでしょう。使い勝手の良いソーシャルネットワークサイトがないの国は、Facebookを使っているだけです。実際にFacebookを使ってみるとMixiよりも日本人にとっては、使い勝手が悪いとおもいます。自分達が使いやすいものを作っているはずなので、それを使う方が楽ですし。韓国人であれば韓国人がつくったもの。スペイン人であればスペイン人がつくったもののほうが使いやすいので。
2つ目は、英語ができないから流行していないというよりも考え方が違うし趣向が他国と違う部分が日本にはあるからではないかと思います。考え方が世界と大きく違うので仕方の無いことです。携帯電話なども何故日本の電気機器が世界で売れなくなったかをみたら分かるように日本は日本人にとって良いものを作っているからで世界の趣向からは大きく外れているから。日本人のように細かいところまで世界の人は気にしてないし。
>理由は簡単さん
そうですね。僕もmixiのほうがSNSとして使いやすいと思います。
それぞれの国のSNSがそれぞれの国の国民性にあった作り込みをしているでしょうから、国産SNSは快適に楽しめますし、匿名性を保持したまま楽しむことにも長けているので気軽に参加・継続できますね。
僕としては2つ目に書いていただいた理由を少しもじったようなものですが、あくまでフェイスブックに限れば「実名参加、つまりはリアルの関係性をそのまま持ち込むことの強要」こそがフェイスブックの強みであり、かつ敬遠される理由だと考えています。
フェイスブックの指針は「現実のあなたが、あなたの経歴・住む場所・従事する仕事・趣味・交友関係をオープンにし、それらを友人達と共有することで楽しみましょう」であり、またそれを拒む人を排除するようにシステムが作られています。
つまり日本人らしい遠慮・恥・空気を読む・主張しないといった文化とはかけ離れているという点で理由は簡単さんのコメントのように「他国と違う部分が日本にあるから」であるといえますし、さらに公私が複雑に入り混じる(例えば恩師や取引先の人が見ている中で友人と会話したりする)ので「現実の家族友人恩師仕事関係者を一同に会した場で喋る」という独特なリテラシーが求められます。これはmixiのようなSNSと比べるとけっこうな敷居の高さです。
最終的にはやはり「実名ネットワークだから」という点に集約されるのかなと考えています。
個人情報に対する意識の違いも大きいと思う。