ついにインターネットエクスプローラーが他ブラウザに抜かれたとのニュース。
おおおおおお 遂に! と叫んでみたものの、これってグラフの妙で、まだ全然IE系に追いついていないんじゃないか?と思ったため検証。
世界のブラウザシェア(2009/12/20時点)
「ブラウザバージョンごとの統計」
StatCounter調べの全世界のブラウザシェアです。これはIT mediaが報じているものと同じですね。
「ブラウザシリーズごとの統計」
おっと、意外とIE系全体の落ち込みが顕著ですね。Firefoxの伸びは緩やかですが確実に上昇している模様。このままのペースでいくなら2年以内に完全に入れ替わってしまうのでしょうか。
ただあくまでも世界のシェアですが。
下のほうで目だっていませんが、Google Chromeの伸びも目が離せない急上昇っぷりです。
日本のブラウザシェア(2009/12/20時点)
「ブラウザバージョンごとの統計」
日本はIE8の伸びが鋭いですね。Firefox3.5の上昇を上回っています。Windows7の発売が後押ししていると推測。
「ブラウザシリーズごとの統計」
やはりというか、日本ではIE系の落ち込みもFirefox系の伸びもそれほど顕著ではありませんでした。というよりFirefox横ばい?シェアは確かに近づいてはいるようですが、世界の傾向のかなり後追いにはなりそうです。
IE系のシェアはIE6が10%超、IE7が20%超、IE8が30%超はあり、まだまだMS勢健在です。
個人的には一刻も早くIE6には絶滅いただきたいわけですが、恐らく大半の企業や個人はこの不況下にOSのアップグレードを望むはずもなく、Windows XPでも特段支障はないわけで、日本のWeb系従事者のIE系への苦悩はまだしばらく続きそうです。
おまけ
中国、IE6のシェア高すぎ。
ヨーロッパ、すでにFirefox系がIE系抜きそう。
以上です。
〔参照元〕
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