デザインと他のやり方を見分けるときに、一つ特徴的なのが「発散」というプロセスです。

「発散」は選択肢を大幅に増やしてくれます。おおまかに言えば、人が元々もつ思い込みや足かせを外し、思考を加速させる効果があります。

それによってもたらされる一番の成果は「あっ、そうだったんだ」「あっ!そんな方法があったのか」という気づき、洞察です。ここが従来のやり方ではなかなかたどり着きにくいところです。

じゃあ、具体的にどうやって「発散」を行うのか?いくつか代表的な方法を挙げていきますね!

発散をうながす方法、ツール

思考の嵐「ブレインストーミング」

思考の乱射攻撃、それがブレインストーミングの醍醐味です。

最重要ポイントは、思いついたら書く、これに尽きます。

ブレインストーミングの具体的な方法は別の記事に書こうと思いますが、ざっくり説明すると、この3つです。

  1. 付箋とペンを用意
  2. テーマを決める
  3. 壁かホワイトボードに思いついたことをどんどん貼っていく

人の付箋もみて、思いつくことがあったら人の言葉にも乗ってしまって、どんどん加速します。「これ書いていいのかな?」ということも、とにかく書いてください。

注意点としては、評価や批評をしてブレーキをかけないでください。何か判断を下すのは、大量に出し切ったあとです。短い時間で何かを得ようと焦って、答えを急がないでください。それだと従来の思考法となんら変わらなくなります。

特に、管理職・リーダーの方々はご注意ください笑

複数人、できれば様々な立場や部署の人を巻き込んで行うと、その多様さが創造性を刺激してより効果が高まります。

別名・放射思考「マインドマップ」

 

中央に1つ書いたテーマ、問題などのキーワードから連想される言葉を、次々線でつないで広げていく方法です。

キーワードがもつ様々な側面を洗い出したり、ある部分とある部分が同じキーワードで繋がったりします。

例題として面白そうなのは、「コカ・コーラ」と真ん中に書いてみて、そのブランドイメージをどんどん書いてみるとか。

ある会社や商品に対するイメージを引き出すのにも活用できますね。

雑談が引き出す心の奥の思い「エスノグラフィー・インタビュー」

 

白い壁とテーブル、革張りのイスに囲まれて会議やインタビューをする。みんなにアイデアや欲しい商品などを一生懸命聞くが、大していい発言は出てこない。その後、会議やインタビューが終わって「お疲れ様でした〜」となるとホッとした雰囲気が広がり、みんな気軽に喋り出して、なんだか終わった後の方がいろいろ面白い話が出てる…

こんな体験ありませんでしたか?

「今は仕事の正式な時間だ」「これからこのインタビューに答えてもらいます」といった雰囲気に人は緊張します。話をちゃんと聞かなきゃ… いいアイデア出さなきゃ… と身構えると、逆に発想というものは膨らみません。

エスノグラフィー・インタビューは話を聞く相手の環境にお邪魔して、ただ「雑談」してくるのが主な方法になります。

あれこれと質問を用意したり、「これからインタビューに答えてもらいます」とは言いません。代わりに「最近どう?」「仕事順調?」「なにが大変だったの?」という、雑談でありふれた会話の流れに身をまかせるだけです。

事前に質問をつくるということは、その質問で聞く問題が「ある」前提で聞くことになります。でももしその前提が間違っていたら…?質問される人というのは、質問されたことにしか基本、答えてくれません。

この聞き方をすることで、そもそもプロジェクトチームが思い込みをしていないかの気づきを得ることができます。

「発散」をうながす方法、いかがでしたでしょうか。詳細はまた別途掘り下げて記事を書こうと思います。

でわでわまた(*゚▽゚)ノ