Blenderには3D上にテキストを表示する機能があります。
このテキストで使用できるフォントは「オブジェクトデータプロパティ」で変更ができ、デフォルトでは Bfont Regular しかないのですが自由に追加できます。
しかし、Macでは自分でインストールしたフォントが見つけられない問題が起こります。
お時間のない方のために解決方法から先に書いておきます。
自分でインストールしたフォントフォルダへのアクセス方法
Blenderファイルビューのアドレスバーに
/Users/(ユーザー名)/Library/Fonts/
と入力してください。(ユーザー名)の箇所にはあなたのMac上のユーザー名を入れてください。
補足:mojimoを利用している場合は上記にもないので、以下を打ち込んでください。
/Library/Application Support/.FontworksFonts/
なぜフォントが見つけられないか
さてなぜインストールしたフォントが見つけられないのか整理しておくと、以下の3パターンがあります。
1.フォントフォルダを見てもフォントがない
Mac標準のフォント格納フォルダは、/Library/Fonts です。まずここを探す人が多いと思いますが、ここにあるのはOS標準のフォントだけで、後からインストールしたユーザーフォントは格納されていません。
2.ユーザー配下のフォントフォルダが見つからない
次に考えるのはユーザーフォルダの中です。/Users/(ユーザー名)/Library/Fonts の場所にあるはずなので、Blenderファイルビューで辿っていくと…
Libraryフォルダが見当たりません。PCに詳しくない方はこの時点でお手上げだと思いますが、MacやWindowsにはシステム上重要なフォルダを見えなくしておく不可視フォルダというものがあり、これに該当するフォルダは通常見えなくなっています。
ただ Finder 上で shift + command + .(ドット)と操作すれば不可視フォルダを表示できます。
3.Blenderファイルビュー上で不可視フォルダが表示できない
ということでBlenderファイルビューを表示したまま、shift + command + . を押してみると…
何も起きません笑
「あぁ、まぁこれはFinder上だけの操作だから、Finderで不可視フォルダを表示してからBlenderを再起動すれば見えるかな」などと考えやってみても、やっぱり見えません。
ということで冒頭にあったような Fontsフォルダへのフルパスを打つ が唯一の解決法と考えられます。
※ 今後のMacやBlenderのアップデートによって変わる可能性があります
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